アメリカ航空宇宙局の30年にわたるスペースシャトル計画を
締めくくる最後のフライトが無事終了しました。
ラストフライトを無事に終えたスペースシャトル
「アトランティス」は退役し、博物館に展示されることに
なります。
旧ソビエト連邦との冷戦期間中にスタートしたスペースシャトル
計画は、現在に至るまでの約30年間、米国の威信を世界に示す
壮大なプロジェクトでした。しかし冷戦終了後は巨額の費用が
アメリカの財政を圧迫するようになりました。これまでに
投入された予算は約11兆6000億円、アメリカ国内でも宇宙開発に
ついては否定的な意見も出始めているようです。
しかし、アメリカの宇宙開発は建国以来のアメリカンスピリット
である開拓精神の象徴でもあり、今後は火星への有人飛行を
次の国家目標として掲げ、さらなる挑戦が続くようです。
冷戦期から積み重ねられてきたシャトルの技術は、すでに
大陸間弾道ミサイルにも応用されています。さらに有翼飛行が
可能な大型の輸送能力は対ソ連のスパイ衛星を丸ごと格納
することを見据えた設計とされ、アメリカの驚異的な軍事力
発展にも大きく貢献しています。
ソビエト、ロシアを相手に一時は圧倒的な優勢を誇った
アメリカですが、財政難にあえぐ現在では、今後の
飛行士輸送をロシアに委ねる状況に陥ってしまいました。
ブッシュ前大統領の下で宇宙分野の大統領首席顧問を務めた
マーク・アルブレクト氏は、アメリカの宇宙開発について、
「経済成長を支え、驚異的な米国の軍事能力を生む原動力と
なった」と指摘しています。
【関連ニュース】
Yahoo!ニュースURL
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110722-00000038-jij-int
ITメディアニュースURL
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1107/21/news107.html
日経ビジネスオンラインニュースURL
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110516/219987/
イザ!ニュースURL
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/science/519243/
タグ:最後のスペースシャトル 地球へ帰還